生後6ヵ月位の赤ちゃんって、ふとした時に鼻水が出ちゃったりしますよね。頻度が低ければご家庭でのケアで対処できますが、続くようでしたらすぐに病院へ行きましょう。気になるのは、小児科?耳鼻科?どちらに行けばいい?
正解は耳鼻科ですが、どうしても「耳鼻科に行くほどでもない気がする…」とお思いでしたらまずは小児科でも大丈夫です。重要な事は、なるべく早い段階で病院に連れていくという判断を下す事。今回はその理由も含めてお伝えしていきますね!
赤ちゃんの鼻水が続くとき、病院に連れていくタイミングは⁉
先程も少し述べましたが、とにかく早く連れて行ってあげるのがとても重要です。
その理由は二つ。
・鼻水が引き金になって、中耳炎等の他の病気になってしまう恐れがある。
・鼻水が出続けている事が、赤ちゃんの体調不良のサインだったりする。
です。理由一つ目の、鼻水が引き金になって他の病気になってしまう恐れがある。に主眼を置いてお伝えしていきます。赤ちゃんの肌は非常に敏感なのはあなたもご存じかと思います。同じ様に粘膜も非常に敏感です。その為、大人ではあまり気にならないようなわずかなハウスダストや湿度の変化等でも鼻水が出てしまう可能性が高くなります。
先ずはお部屋の環境を改善してあげてください。様子見はここまで。お部屋環境の改善で治らない場合はもう病院に行く準備を進めましょう。サラサラの鼻水の場合にはまだ大丈夫と思ってしまうかもしれませんが、ここは本当にスピード勝負です。
赤ちゃんは、鼻と耳をつなぐ管が太くて短い為、鼻の中で起きている炎症やウィルス細菌などが耳に入りやすく、短期間で中耳炎といった耳の病気にまで派生してしまう可能性が高いのです。どろっとした黄色い鼻水が出ると心配になって病院に連れて行っていくママも多いと思いますが、その時にはすでに中耳炎になってしまっている可能性も高いです。
確かに「もう少し様子を見た方が…」と思われるタイミングかもしれませんが、ここは赤ちゃんの体調を一番に考えてあげてください。
赤ちゃんの鼻水と夜泣きが続いたら気を付けて!中耳炎かも⁉
では、鼻水か続いたら要注意ということはお判りいただけたと思いますが、実はもう一つ気にかけてあげてほしいことがあります。ずばり「夜泣き」です。赤ちゃん鼻水が続いて夜泣きが激しくなったら黄色信号。
赤ちゃんが泣くのには必ず理由がありますよね。気持ちが悪かったり、どこかが痛かったり、機嫌が悪かったり。中耳炎は、耳の奥の中耳という部分が炎症を起こしてしまっている状態ですから痛いのです。さらに、その痛さから寝つきが悪くなったり、不機嫌になったりしてしまいます。
他にも中耳炎では熱が出ることもあります。割と高熱であれば、すぐに病院に連れて行こうと思うので心配ありませんが、微熱の場合は見逃し気味になってしまいますよね。
また、微熱が続くことから風邪のような症状も現れます。その為食欲も落ちてミルクをあまり飲まなくなってしまう子もいます。他にも赤ちゃんは痛いところを触ろうとしてしまう子が多いので、耳のあたりをしきりに触るようになったら中耳炎になってしまっている可能性が高いです。
その場合は遠慮せずにすぐ耳鼻科に行きましょうね。
まとめ
結論から申し上げますと、
・赤ちゃんの鼻水が続くときは病気も疑った方がいい。
・症状が軽い場合でも早めにお医者さんに診てもらうことが早期治療のカギ。
です。いくら注意深く育児をしていても、中耳炎になってしまうこともあると思います。でも、ママが「私のせいだ…」と気に病むのはやめましょうね。赤ちゃんの二人に一人は中耳炎を経験しているという統計があるくらい、赤ちゃんは中耳炎になりやすいのです。
気に病むよりも、次同じようなケースを経験したときに早く病院に連れて行ってあげよう。という前向きな気持ちに切り替えてください。そして中耳炎は自然と治ることはありません。耳鼻科で中耳炎と診断された場合は抗生物質が処方されるはずです。
薬のおかげで割とすぐに痛みや炎症、発熱が収まる子もいますが、意外と耳の中の炎症はしぶといので、処方された期間を守ってしっかりお薬を飲むことが再発のリスクを軽減するコツです。
鼻水だからと侮るなかれ!できるだけ早期発見と病院での診察を行うようにしましょうね!