遠足のお弁当、楽しみですよね。お子さんはもちろん、お母さんも「食べてくれるかな?喜んでくれるかな?」とドキドキです。でも、幼いお子さんのお弁当となると、「何を詰めたらいいのかしら?」と悩むこともあります。楽しいお弁当タイムになるように、ポイントをまとめました。
2歳児の遠足、お弁当のポイントは?
何歳であっても、お弁当のポイントは次の4点です。
①衛生的であること
②量が多すぎないこと
③食べやすいこと
④彩りがよいこと
では、それぞれのポイントについて見ていきましょう。
2歳児の遠足のお弁当は衛生的であること
普段のお弁当でも衛生的であることは大切ですが、遠足では炎天下を移動することもありますし、涼しい季節であっても暖房が効いた乗り物で移動することもありますから、より一層の注意が必要です。
・手洗いをしっかりすること。
・傷みにくく、汁気の出にくい食材を選ぶこと。
・しっかり火を通すこと。
・冷めてから詰めること。
・清潔なお弁当箱を使うこと。
・抗菌シート、保冷剤、保冷バックの利用
このような点に注意して、衛生的なお弁当にしましょう。
2歳児の遠足のお弁当は量が多すぎないこと
「遠足だとたくさん食べるかしら?」「足りなかったら途中でお腹がすいて困るんじゃないかしら?」いろいろ心配になりますよね。
でも、お子さんは早く食べ終わって遊びたい気持ちでいっぱいですし、お母さんのお弁当を残さず食べたいという気持ちも大きいですから、食べるのにたいへんだったり、食べきれなかったりすると、楽しかった気持ちがしぼんでしまいます。無理しないで食べきれる量を詰めてあげましょう。
親子遠足ならば、お母さんの分と一緒に詰めて、食べられる分だけ取って食べさせるのもいいですね。自分のお弁当箱にこだわるお子さんもいますし、「食べきった」という達成感が得られるので、使い慣れたお弁当箱もおすすめです。
2歳児の遠足のお弁当は食べやすいこと
遠足では机がなく、レジャーシートの上で食べるので、いつも以上に食べやすさが大切です。一口大に作って、手やフォーク1本でぱくぱく食べられるのがおすすめです。ピックは禁止されている保育園もあるので注意しましょう。
一口おにぎり、巻き寿司、サンドイッチ、ロールサンド、肉団子、ウインナー、卵焼きなどが定番ですが、お子さんにリクエストを聞いて、好きなものをメインにするといいですね。
海苔がかみ切れないお子さんには、海苔に小さな穴をたくさん開けてかみ切りやすくする器具が、100円ショップでも売っています。細く切ったり小さめに切ったりして貼ってもいいですね。
色をつけたご飯を使ったキャラ弁は、見た目はかわいいのですが、食べにくいことが多いです。「普通のおにぎりが一番おいしい」と味と食べやすさにこだわるお母さんや、「キャラ弁なんて作ったことないわ。」と言うお母さんもいらっしゃるので、無理にキャラ弁にしなくても大丈夫です。
おにぎりをお顔にしたり、サンドイッチを抜型で抜いたり、彩りに気をつけたり、飾り切りを添えたりするだけで、かわいいお弁当ができますよ。
野菜は、ブロッコリーやアスパラ、スナップエンドウなどをちょっと濃いめの塩水で40秒ほどゆで、ざるに上げて水にさらさずにそのまま冷ますと、ほんのり塩味がついて、マヨネーズなどは添えなくても美味しく、片手で手軽に食べられますし、彩りもきれいです。
お子さんが嫌いなものをちょっとだけ入れて、その場の雰囲気やお友達に刺激されて食べることを期待する作戦もありますが、そこは魔の2歳児、「こんなの嫌!」と駄々をこねることもありますので要注意です。
食べやすいようにとラップで包む場合は、ラップの端がわからなかったり、どう包んであるのかわからなかったりして、意外にお子さんが一人で剥けないものです。
100円ショップに、爪楊枝をはさんで貼るとかわいいピックに変身するというシールが売っているので、それでラップの端をはさむように貼り付けて目印にすると、剥きやすくなりますし見た目もかわいいです。目の悪くなったおじいちゃん、おばあちゃんが一緒の時のお弁当にもいいですよ。
食べやすく一口大に作ったり、果物を多めに持ったりすると、おかず交換の楽しみがありますが、アレルギーや若年性糖尿病などを持っているお子さんがいる場合は、お弁当交換やおやつ交換が一切禁止になる場合もありますから、そういうお子さんの気持ちに配慮し、指示に従いましょう。
2歳児の遠足のお弁当は彩りがよいこと
おかずに、赤、黄、緑の三色を揃えると、彩りがよくなり、お弁当箱を開けた時の印象が違います。ちょっと色が足りない時は、きれいな色のカップや、ピックを使える場合はピックなどで足りない色を添えることもできます。
きゅうりの皮を薄く削いで軽く塩をしたものや、ゆでた人参、薄焼き卵などを、型抜きして散りばめたり、きゅうりやウインナー、りんごなどの飾り切りを添えたりすると、ぐっと華やかになります。
100円ショップでいろいろな種類の抜型が売られているので、動物園に行くのであれば動物の顔、海や水族館に行くのであれば魚や船、春の遠足なら花と蝶々、秋の遠足ならもみじ、など、行く先や季節によって工夫するのも楽しいものです。
まとめ
お子さんにとっては、どんなお弁当よりお母さんのお弁当が一番です。お母さんもお弁当作りを楽しんでくださいね!