6月第三日曜日は父の日、いつも家族のためにがんばってくれているお父さんに感謝の気持ちを伝える日です。何か使ってもらえるものを送りたいけれど、何がいいのだろう?できれば手作りしたいけれど……などと、悩む方も多いと思います。今回は、父の日の手作りプレゼントについてご提案します。
父の日、お母さんは何もしない?
本来、父の日はお子さんからお父さんに感謝を伝える日ですが、お母さんも加わって家族全員でお父さんに感謝を伝えるのはいかがでしょうか。お父さんも喜ぶでしょうし、金額的にも少し余裕ができて、お父さんに使ってもらえるものを考えることができます。
プレゼントに添えるカードは、お子さんの担当です。絵を描いたり折り紙を貼ったりして「ありがとう」の言葉を書き、日付を書き添えるだけで十分ですよ。
「このミミズが這ったようなものは、ありがとうと書いたつもりなのか。」「ああ、この頃はまだ逆さ文字を書いていたな。」「ずいぶん手先が器用になったな。」などと、お子さんの成長が感じられる記念品になります。
プレゼントを買うのであれば、ハンカチ、書き心地のよいペン、書見台、ひんやり枕カバーなど、お父さんの身の回りの小物類や好きなものをよく観察して考えるといいですね。
手作りでお父さんに使ってもらえるプレゼントをしたい場合はこのようなものはいかがですか?
父の日の手作りキーホルダー、陶芸~幼児から中学生、大人まで!
あなたのお住まいの地域にもきっと、いろいろなものづくり体験が楽しめる体験工房があるでしょう。そういう場所でしたら、材料や道具は揃っていますし、先生が指導してくださるので安心です。本格的なので、幼児から中学生、大人になっても利用できますよ。
体験メニューは施設によって様々ですが、例をあげてみます。値段は1000円台から4000円未満のものが多いようですが、家族から送るのであれば妥当な範囲かと思います。このようなものを作ってお父さんにプレゼントしたら、きっと喜んで使ってくれますよ!
- 陶芸
お皿、茶わん、湯飲み、コーヒーカップなど、お父さんが使う食器を作ってみてはいかがでしょうか。ろくろ体験ができる施設もありますし、小さいお子さまでしたら手ひねりがおすすめです。絵付け体験もあります。
子供が作った陶器は素朴で味わいがあります。ちなみに、うちの子が初めて手ひねりに挑戦したのは幼稚園の年少さんの時でした。粘土遊びは子供の脳の発達にとてもよいと言われていますし、ストレス解消にもなるそうですから、ぜひ親子でやってみてください。
お茶碗やカップが難しそうでしたら、お皿のような形は比較的簡単なので小さなお子さんでも作りやすいです。食器として使う以外に眼鏡や腕時計、ペン、キーなどを入れておく小物入れとしても使えますね。
手ひねりやろくろの場合、形を作ってから、乾燥→素焼き→撥水剤や釉薬をかける→本焼き、という工程があるため、完成まで2か月以上かかる場合もありますので、施設に確認してお早めにどうぞ。父の日に間に合わなくても、お父さんは待ってくれますよ。
- 草木染め、藍染め
施設によって異なりますが、ハンカチ、ストール、のれん、エプロン、Tシャツなどからお好きなものを選び、先生に指導していただきながら草木染めや藍染めで仕上げることができます。
布の絞り方によっていろいろな模様ができますし、何の植物で染めるか、薄く染めるか、濃く染めるか、などによって仕上がりが変わりますから、世界で一つだけのものができます。
せっかくですから、家族みんなのTシャツを作って、模様や色合いはそれぞれ違うけれども草木染めのペアルックというのも素敵ですよ。
- 漆塗箸
職人さんが漆を塗ったお箸を研ぐと、下に塗った違う色の漆が見えてきて、それが模様になります。一度乾かしてあるので、かぶれてかゆくなることはありませんが、手袋も貸してくれます。
毎日使っていると塗りがはげてきたり、先が折れたりしますが、また作ってあげる楽しみがありますね。
- サンドブラスト
ガラスや陶器に細かい砂を吹き付けて傷をつけることで絵を描きます。絵が得意でなくても、豊富なデザインの中から選ぶことができるので安心です。
オリジナルのグラスでお父さんにビールをすすめたら、上機嫌で飲み過ぎてしまうかもしれませんね。
- アクセサリー、キーホルダー
本革、シルバー、ガラス、木、粘土など、いろいろなアクセサリーやキーホルダーを作る体験があります。おしゃれなお父さんにいかがでしょうか。
施設によって体験の種類や内容、所要時間、値段は様々ですし、予約が必要な場合もありますので、ホームページやお電話でご確認くださいね。作っているうちに愛着がわいて、お父さんにあげるのがもったいなくなってしまうかも?
ものづくりが好きなお父さんなら、お父さんも一緒に家族みんなで作りに行くのもいいですね。楽しい思い出のつまった大切なプレゼントになることでしょう。
まとめ
忘れてしまいがちな父の日ですが、家族からお父さんへ、日ごろなかなか言えない感謝を伝えるいい機会です。お父さんの顔を思い浮かべながら、ものづくりを楽しみ、世界で唯一の素敵なプレゼントを作ってくださいね。