フローリングにできてしまった黒いシミ、何だろう?と思った事はありませんか?
実はその黒いシミはカビの可能性があります。
特にカーペットや布団、観賞植物をフローリングの上に置いている場合は特に注意が必要です。カビが発生する条件は、温度、湿度、餌です。例え表面がコーティングされているフローリングであっても、カビは人間やペットの髪の毛や皮脂等を餌にすることもできるので油断はできません。
今回は、エタノールを使ってフローリングにできてしまったカビを徹底的に落とす方法を順を追ってご紹介しますね!
フローリングについたカビ落としの最初はワックスを落とすことから!
フローリングのカビ落としでまず最初に行うべきことは、フローリングのワックスを落とすことです。カビは根をはるとよく耳にすることがあると思いますが、まさにその通り。
表面の黒カビがワックスを通過して根を張っているわけですから、このワックスを取り除いてあげないとカビ落としがうまくいきません。フローリングにあまり力を入れてごしごしとこすってしまうと表面に傷が入ってしまいます。
できるだけ軽い力でお掃除ができるようにするためにもこのワックス落としの工程が非常に重要にもなってくるのです。ワックス落としは必ず専用のものを使いましょう。油が取れればよい。という感覚で単純に脱脂剤等を使ってしまうと逆にフローリングを痛めてしまうことになります。
実は程度の低いカビであれば、この工程で除去できる可能性もありますのでまずはワックス落としから始めてみるのがカビの程度を知るにも非常に有効な方法です。
フローリングのカビはエタノールで除去!あの、お掃除の定番は…。
それでも落ちない頑固なカビにはエタノールもしくは逆性石鹸で除去しましょう。ここで突然二つの方法を出した理由は、エタノールは非常にカビを落とす効果に優れていますが、素材によってはフローリングの色落ち等をおこしてしまう可能性があるからです。
必ず、目立たない場所でエタノールを塗布して数日置いてください。それで色落ちなどの問題がなければエタノールでカビの発生している部分を掃除していきます。エタノールで色落ちしてしまう場合は逆性石鹸を使用します。
両方とも使い方は同じですが、エタノールの場合は手袋等をしっかりと使用しできるだけ肌に直接付着するのを防ぎましょう。また、エタノールでも逆性石鹸でもカビをこすって落とすという使い方は同じです。
カビが飛散することも考えてマスクは必ず着用して作業をしましょうね。
フローリングの表面を拭いた雑巾は必ず捨てるようにしましょう。フローリングの継ぎ目の部分にはつまようじを使ってコシコシ軽い力でこするのがオススメです。この場合も、つまようじをできるだけ頻繁に交換するようにしてください。
カビの付着してしまったものは早急に廃棄!これが鉄則です。カビを落とすことが出来たらワックスを塗りなおしてフローリングを保護してあげましょう。これでフローリングに発生してしまった一連の除去作業は終了となります。
では、逆にフローリングのカビ落としでNGなことはあるのでしょうか?もちろん多々ありますのでご紹介しますね。
まずは、お掃除の定番である重曹はNG。
重曹はカビ落としには非常に有効なお掃除方法ではありますが、実は研磨もしてしまう為フローリングを痛めてしまう恐れがあります。赤ちゃんがいるご家庭などでどうしても身体に無害なもので掃除したいという場合には、あらかじめ水に溶かした重曹水を用意して、布にしみこませたたくように掃除をしましょう。
研磨という理由でメラミンスポンジも避けるようにしましょう。メラミンスポンジは重曹よりも研磨力が強い為他の部分との見た目の違いが分かってしまうほど表面を傷つけてしまう恐れがあります。
最後に最もNGなのが掃除機。掃除機を使ってしまうと、程度の低いカビであれば取れたように見えます。でも実は、吸い込んだカビ菌を排気口から部屋中にまき散らしてしまっているのです。カビ菌はアレルギーや肺の病(肺炎等)を引き起こす原因となりますので、絶対に飛散させないようにすることがとても重要です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
フローリングのカビを落とすのは結構大変な作業になります。
カビを繁殖させないためにも、室内環境を整えることが重要になってきますが非常に難しいですよね。まずはフローリングにじかに敷いているもの、置いてあるものを定期的にどかして掃除をすることがカビ防止の第一歩です。それでもカビが生えてしまっているのを発見した場合はできるだけ早急に除去するように努めましょう。
いつまでも放置しているとカビがどんどん繁殖してしまい、最悪の場合専門の業者さんに頼んで除去することになってしまいます。
早期発見、早期対応で快適で綺麗ななフローリングを維持しましょうね!